あの日あの時あの場所で

ある!ある!忘れられない味~

ネズミ講とチーズケーキ

みなさんはネズミ講をご存じですね?

私が19歳のころにバイト先の男で仲がいいのがいましてね。

ただの友達だったんだけど(タイプじゃない)、コイツが「いい話がある」

とか言って私たちも同席させられたんだけどー。

私ともう一人仲のいい女友達でネズミ講相手をこてんぱにやっつけて

その場は無事に終わったの。

ちょうどそのころの私のマイブームがファミマのチーズケーキだったわけ。

サンドイッチのような形で売られていて名前は「レアチーズケーキ」!

知る人ぞ知る、あのレアチーズケーキを私は毎日食べていました。

誰も信じないと思いますが、マジで毎日食べていたのです。

毎日チーズケーキ食べたら太るみたいで、私もそうなったんです。

そんなある日、友達と道を歩いていたら向こうからアイツが歩いてきた。

ネズミ講のアイツね。

「やっほー、久しぶりー!」(どちらかが先にバイト辞めていた)

「!」目を見開いて驚きの目でわたしを見るアイツ、、、。

「おお、ひ、久しぶり。じゃあな」

アイツはささーっと去っていった。

時は流れて、私のチーズケーキ熱はとっくの昔に冷めまして、

体重がもとに戻ったころのこと。

またまた、ネズミ講のアイツに久しぶりに会ったとたんにこの言葉。

「よー、ひさしぶりー。そういえばお前よー、前にあった時

めっちゃ太ってたからびっくりしたぜー!

どこのデブかよって遠くから見て思った、ハッハッハ!」

(おまえはネズミにでもなれよ!)

と心で叫んだんだけど、30歳になった将来、彼はマジでネズミ講の世界に行った。

これは正真正銘のノンフィクションです。