あの日あの時あの場所で

ある!ある!忘れられない味~

不思議なこと

普段からとても行動派なので思い立ったらすぐに動き出すタイプの私。

 

今の仕事場はいままでの中でかなりいい会社で

給料もいい。

だけど、悩みがぜんぜんないわけじゃないので

落ち込むたびに「仕事辞めたい」と考えるんだけど・・・

 

過去に3回「辞めたいです」と言う決心をした日があった。

 

狭い事務所なので、他の同僚にバレずに上司に言うのが難しいのだが

同僚がごくまれに法事で休む日があり、その日しかチャンスがなかった。

 

そして1回目のその日。

朝から喉が痛かったが、別に「辞める」というのに支障はなかった。

だが、少しずつ時間が経つにつれてとんでもなく痛み出し

少し具合悪くなり、「辞める」を言うどころではなくなってしまった。

その日のチャンスを逃すとあくる日からは同僚が私の隣のデスクに

ぴったりと張り付いているので、言えない。

そして機会を逃してしまい、そのまま働いていた。

 

2回目のときも切羽詰まっていて「なにがなんでも辞める」と来週には

上司に言おう、と考えていたある日曜日の朝。

朝から急に具合が悪くなり、急ぎ救急へ。

 

結局 胆石で入院になった。

 

次は3回目。

実は昨日なんだけど、また同僚が法事で休んでいるので

このチャンスを逃したらダメだ、と朝から意気込んでいた。

 

朝、月に1度のテレビ会議があり、上司はデスクの前で会議中。

だいたい1時間くらいで終わるんだけど、昨日に限って昼の12時

まわってからやっとで終わった。

(後から聞いたらリモートでするのは初めてらしく(コロナ影響)

 いままでとは違い席を外せない状態の会議だったらしい。)

 

会議が終わったとたん上司はバタバタと出ていった。

その間に言えたものの、私はすでに弁当を広げて口にご飯が

入っていたのでタイミングが悪かったのだ。

しかたがないので上司が帰ってきてから言おう、と

思っていたら昼過ぎからクレーム対応に追われて、

しかも今までにないトラブルで、皆でバタバタしていた。

この状況で、ぜったいに言えなかった。

本当にいままでにないトラブルだった。

 

いま、思い返してみるとこの仕事のおかげで収入が安定し、

子どもたちにも塾やピアノに通わせられた。

 

今回もコロナの影響もあるので転職はたいへん

なのは頭で分かっていたが、抱えてる問題のほうが大きいので

辞める決意をしたばかりだったのだ。