夜の海とラーメン
海が近くにあるから、デートで海、飲み会で海、友達と海、
大晦日は海となんでもかんでも海でした。
ある夏の暑い日の事。
友達と夜から海で泳ごうぜ、と約束した。
はっきりいって超あぶないけど高校生のわたしに怖いものはなかったから
楽しく泳ぎました。
あんなに暑かったのが泳ぎ終わるとウソみたいに寒くて寒くて。
ふたりとも髪がびしょ濡れで歩いていたら、ラーメン屋が夜の暗い中で
すごく光っていた。(ただの電気だけど)
私たちは初めてラーメン屋に入ってラーメンを注文して食べました。
よく覚えているのは、お腹がペコペコで寒かったということ。
あの夜道のなかで光るラーメン屋と友達と初めて入るできごとが
とても印象深かった。
つまり、味はぜんぜん覚えていないということ!!
一緒に泳いだ彼女は高校を中退した。
彼女の人生は波乱万丈だったのを知っている。
本当に波乱万丈で、彼女は普通じゃない人生を送り
私は少し問題ありの人生だったけど今は普通になっちゃった。
彼女がいま普通の生活をしていることを望みます。