あの日あの時あの場所で

ある!ある!忘れられない味~

大食いと納豆ぶっかけごはん💛

その子はとても細くてスタイル抜群の子だった。

料理も上手でニコニコ笑顔で優しい子だった。

け・れ・ど、彼女は大食いなのです。

当時わたしはホテルのフロントで働いていて「大変申し訳ございません」

をまるで趣味のように連呼していたころ。

彼女は長い美しい髪をなびかせて入社してきたのです。

「ステキねぇ。でも男どもがみんな好きになりそうだわ、、」

と思っていたのもつかの間。

3か月もすると、彼女の隠れたあだ名は「魔性の女」になっちゃった。

それはいいとして、問題のお昼の時間を再現しましょう。

彼女と二人、いつものように朝食バイキングの残り(大量)を好きなだけ

食べれる社食であったので、お皿に好きなものだけ取った。

わたしはね。

空いてる席に座ると、まもなく彼女もお皿をもって向かいの席にストン。

ごはんてんこ盛り、味噌汁てんこ盛り、お皿におかずがてんこ盛り。

「すごいね、良く食べれるわね!(o^―^o)ニコ」

笑っていられるのも今のうち、、、

彼女はさらに、おかずのおかわり(お皿にてんこ盛り)をして食べている。

そして、すべてのお皿がカラにになったので「じゃ、行こうか」と

言いかけた、そのとき!

「そうだわ、最後に納豆食べていこう。」

冷蔵庫へ行き納豆を1パックと、またごはんてんこ盛り。

ほかほかごはんにまぜた納豆をぶっかけて美味しそうに食べていた。

毎回シメに納豆ぶっかけごはんを食べた彼女は

20年経ったいま、何をしているのかなぁ。